クリプト必須用語30: ニュースが読める最小限の語彙

公開日 2026年10月2日 · 約3分で読めます

クリプトが難しく感じられる理由の半分は用語です。ニュース一行にスラングが3つも登場するのですから。頻出の30語をカテゴリ別に一行ずつまとめました。このページ一枚で、コミュニティ投稿の大半は読み解けるようになるはずです。

基礎インフラ

  • ガス代(Gas): ブロックチェーンに取引を記録するための手数料。イーサリアムではETHで支払います。
  • ノンス(Nonce): 一つのウォレットが送った取引の通し番号。「pending」で止まる取引はたいていノンス問題です。
  • 承認数(Confirmation): 自分の取引が入ったブロックの上に、さらに何個ブロックが積まれたか。多いほど巻き戻しが困難になります。
  • メインネット/テストネット: 本物の資産が動く本番ネットワークと、開発・実験用の無料ネットワーク。
  • エアドロップ: プロトコルが初期ユーザーへトークンを無償配布すること。マーケティングであり分配戦略でもあります。
  • スナップショット: エアドロップの資格判定などのため、特定時点の保有状況を記録すること。

市場・トレード

  • ドミナンス: 暗号資産全体の時価総額に占めるビットコインの割合。別記事で詳しく扱っています。
  • ロング/ショート: 上昇に賭けるポジションと、下落に賭けるポジション。
  • レバレッジ/清算: 借入で倍率を掛けること、そして担保不足による強制決済。清算の連鎖が暴落を増幅します。
  • 資金調達率(Funding Rate): 無期限先物でロングとショートが授受する手数料。相場の偏りの体温計として読まれます。
  • スリッページ: 注文時の価格と実際の約定価格の差。流動性が薄いほど大きくなります。
  • ATH/ATL: 史上最高値と史上最安値の略語。
  • キムチプレミアム: 韓国の取引所価格が海外より高くなる現象。現地の流動性と資本規制が生み出します。

コミュニティのスラング

  • FOMO: 乗り遅れの恐怖。高値づかみの主犯です。
  • FUD: 恐怖・不確実性・疑念。根拠ある批判までFUDと切り捨てる誤用も多いので、どちらなのか見極めを。
  • HODL: 売らずに持ち続けること。タイプミスから文化になりました。
  • DYOR: 「自分で調べろ」。誰かの推奨に従う前の基本姿勢です。
  • クジラ: 相場を動かせる大口保有者。読み方は別記事にまとめました。
  • ダイヤモンドハンド/ペーパーハンド: 最後まで握り続ける手と、すぐ手放す手のたとえ。

DeFi・技術

  • TVL: プロトコルに預けられた資産総額。DeFiの規模指標として最頻出です。
  • APY/APR: 複利込みの年利と単利の年利。同じ商品でも表記次第で違って見えます。
  • 流動性プール/LP: トークン交換を可能にする資産庫とその提供者。仕組みはこちら。
  • インパーマネントロス: 流動性提供に固有の損失。上の記事で数字を使って説明しています。
  • オラクル: 価格などチェーン外のデータをチェーン内へ届ける装置。オラクル操作はDeFiハッキングの定番手口です。
  • ブリッジ: チェーン間で資産を移す通路。歴史的にクリプト最大のハッキング被害地点です。
  • スマートコントラクト: 条件を満たすと自動実行される、チェーン上のプログラム。

危険信号

  • ラグプル: 運営が資金ごと消える詐欺。匿名チーム+監査なし+異常な利回りが三点セットです。
  • ポンジ: 新規投資家の資金で既存投資家に配当する構造。「利回りの出どころ」を説明できなければ疑うべきです。
  • フィッシング: 偽サイトやDMでシードフレーズや署名を奪う攻撃。セキュリティ実践で大半は防げます。
  • ハニーポット: 買えるのに売れないよう設計された詐欺トークン。

おわりに

用語は暗記の対象ではなく道具です。ニュースで知らない単語に出会ったら、このページに戻って確認する。その使い方で十分です。次の一歩にはコインとトークンの違いをどうぞ。

本記事は教育目的の情報提供であり、投資助言ではありません。暗号資産は元本割れのリスクが高い資産です。投資判断はご自身の責任でお願いします。